Yoko's Graduate School Experience U.S.A.

中学校・高校で音楽と国語の教師を5年勤めた後、念願の留学が2005年に叶いました!これは彼女のアメリカ大学院生活の体験日記です。

Wednesday, February 14, 2007

いま、ここ、のわたし。

ミシガンでの2回目の冬。

30歳で学生な現在の私。

どうして、すんなりアメリカにこれなかったんだろ、
しかも、なかなかいい年齢になっての留学。

16歳の夏、
親にせがんで、夏休みの間アメリカにホームステイした。
本当のところ、両親は行かせる気などなかったのかもしれない。
たまたま、雨の多い年で、我が家はその天災に会い、
一家で避難生活か!?って状況だった。
寮生活をしていた私のところに、
「というわけだから、あなたはアメリカに避難よ。」
ってわけで、私のアメリカ行きは現実化した。

最高に楽しい夏休みだった。
ホストマザーには「すぐしゃべれるようになるわ、はやくいらっしゃい」
といわれ、その気になっていた。
それもそのはず、怖いものなんてない。

店に入って話しかけてくる店員相手に
パッパラパーな英語を駆使し仲良くなり、
色んなものをもらって帰ってくる私を、
ホストマザーはいつも大笑いして迎えてくれた。

グランドキャニオンでキャンプした夜、
熊が残飯を求めて、車をガリガリしてたこと、
圧巻なサンセットにものが言えなくなったこと、
ラスベガスに向かう途中、脱水症状を起こして
鼻血が止まんなくなったこと。。。

アメリカは大きかった。
見たことのないものが沢山だった。
考えただけでわくわくした。


以後、時間を見つけては旅に出た。
中国、オーストラリア、インドネシア、タイランド、
ニュージーランド、フィリピンなど。



12年後、
大学院を下見した。

怖くなった。
不安に押しつぶされそうになった。
今までの自分の生活とあまりに違いすぎる。
英語はやっぱり外国語だ。


異文化で生活がしたい
そこから10年間・・・長い時間だった。


実は、
異文化生活は自分の夢であったが、
現実となった瞬間から
自分に対する挑戦になった。

自分の中の既存の「陽子」が粉々に砕けていく感じ。

逆に、もう、怖いものはないのかもしれない。
これ以上、砕けようがない。


28歳の正月。
コレは勝負の正月だった。
言い出してから10年目、
これで、父が反対するなら、
異文化で生活をしたかったこと自体、
私の記憶から消去するつもりだった。

でないと、自分が駄目になる。

「いってこい、陽子さん。」
と父。



It's your time, Yoko.
と神様はドアの鍵をはずされた。



この年になって、一番やりたかったことが出来る自分は
なんという幸せものなんだろう。
私は十二分に祝福されている。
30代、今までになく繊細な人生の時間が刻まれる。
いま、ここ、これが私の人生において、最善の時であったのだ。

8 Comments:

  • At 11:17 PM, Anonymous Anonymous said…

    いま、ここ、のあなた、に出会えてよかった!ので、10年間待ったをかけたお父様とドアを開いてくれた神様に感謝☆

     
  • At 11:54 PM, Blogger Megumi said…

    また泊めてくれてありがとう!

    腰炸裂したけど、すごく楽しかったです。

    ベリエンに行くといつもすごく嬉しくて幸せで、ずっとこんな風なのが続けばいいのにと思うんだけど、いま、ここ、は期間限定なんだよね。

    朝車を深い雪から押し出してる時、なんでか分からないけど、重荷を一緒に負って喜びも一緒に分かち合うこのほんとにスペシャルな姉妹達が与えられてることにすごい感謝で、胸がいっぱいになってました。

    Yokoちゃんやルーミーがいてくれることで、いま、ここ、で私の必要は全て何も欠かさず満たされていて、それ以上に無茶苦茶恵まれてるな、と思った。

    季節は移っていくから、次に訪れる季節に私の大切なSitersに神様が最上のもので祝福してくださるよう、心から祈ってます。

    Meanwhile今Yokoちゃんたちがそばにいるこの季節を本当に大切にして楽しんでいきたいね。

     
  • At 5:45 AM, Anonymous Anonymous said…

    これを読んで陽子さんとルーミさんにとっても会いたくなったよ。
    日本に帰ってくるたんび思うことだけど。。。Andrwesって不思議なところで
    はなれれば愛おしくてとて懐かしいところ
    でも、そこに居る時は天気のせいかあまり
    それに気がつかないんだ。。。私はそうだった。私の一番好きなオードリのでる映画の
    演奏をしたとは!そこに居れなくってまた残念。 ではお二人ともAndrewsを満喫してくださいよ。
    うね

     
  • At 12:17 PM, Blogger Megumi said…

    うねちゃん!!!!

    元気?私はあなたともっと一杯Fellowshipしたかったよ。

    ほんの少ししか一緒に時間を過ごせなかったけど、Berrienが私にとっても幸せで楽しい場所である原因の一部にうねちゃんもいたんだよー。

    と、この場をお借りしてAnother siter of mineに愛情表現してみました。

     
  • At 2:56 PM, Anonymous Anonymous said…

    ルーミー、
    いつもいじめてばかりですが、これも愛情の裏返しなので。あとしばらく、楽しく過ごそう。

    めぐちゃん、
    朝の雪に捕まった車の救出は楽しかったね。まさか「いってらっしゃい!」の次の瞬間にみんなで車を押すことになるなんて!
    CCの方もみんなでいい準備ができるといいなぁ。人見知りなりにがんばります。

    うね、
    何をしていても、いつもルーミーということは、「何か確実に足りない。。。うねだ・・・。」ってことです。でも、これからもまたどんなところで会えるかわからないし、これからも長いことよろしく。

     
  • At 10:53 PM, Anonymous Anonymous said…

    あら~ん、うねトンセンではないの。そして、いいこと言うでないの。確かに、Andrewsって離れると懐かしいけど、そこに居る時はそのアリガタミにあまり気がつかないかもね。まだ一日だけなのに、もう淋しいわ。あー、もうすぐあの場所を離れるんだなぁ、って。おお、コンサートのオードリーの映画の曲(Moon River)は素敵だったよ。指揮者も◎

    そうそう、うねから預かっていたmegumiちゃん宛ての手紙を昨日見っけたわ。忘れていてごめんちゃい。今度渡します。いやー車押し、なんか楽しかったねぇ。いま、ここ、のわたしたち、は期間限定だからこそ、貴重で味わいがあるのかもね。生で聴くオーケストラのように。ね、Yokoちゃん♪
    (我ながら、いいオチ☆)

     
  • At 10:07 PM, Anonymous Anonymous said…

    誰との出会いも、必ず別れが来るのに、
    なんでかな、忘れてるんだよね、そのこと。

    期間限定だからこそ、
    今、目の前に共有できる時間を大切にしようと思えるのかもしれないよ。

    とまあ、今日は+4度で、にわかに春だよ。
    半そで着たいくらい。
    1週間で24度も違ったら体がおかしくなるでしょう!!というBerrienでした。

    早く春が来ないかな。

     
  • At 11:49 AM, Blogger Megumi said…

    ええっ。私宛に手紙書いて行ってくれたの!?それは嬉しい~(T _T ;)!!!

     

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