Yoko's Graduate School Experience U.S.A.

中学校・高校で音楽と国語の教師を5年勤めた後、念願の留学が2005年に叶いました!これは彼女のアメリカ大学院生活の体験日記です。

Thursday, October 27, 2005

すでにフローズンなわたし・・・。

秋の学期半分過ぎました。

今朝、ルームメイトが学校まで乗せてくれたんだけど、な、なんと、車に夜露がかかってると思ったらバリバリっ凍っとるじゃん
スクレイパーでがりがりして車に乗り込みました。

寒いわけじゃ。

すでにダウンジャケットマフラー姿の私。
ミシガンの冬に耐えられるのだろうか?

さて、今週の日曜日は、冬服の買出しに行こうとしてたんですけど、にっぽ-スキー先生がレッスンの補講を入れたいってことで、日曜日なのに、1時半のレッスンがあるためにミシガンシティーの大きなモールにいけなかった・・・。



なのに、
にっぽ-スキーもこなかった・・・。


なぜなせ?
怒りむなしさがこみ上げ、わたしの大事な日曜日を返せとばかり、苦情の手紙を書いてレッスン室にはって帰った。


月曜日、その手紙はそのままそこにはってあった、ってことは、にっぽー、姿さえあらわさなかったのね。。。


3日後の今週の水曜日、わたしのレッスン日、
にっぽ-
「YOKO、元気だった?」
YOKO
「先生、そんなことより、日曜日、あなたを待ってたんですけど、どうしていらっしゃらなかったんですか?」
にっぽ-スキー
「いや~、出先でひどいかぜにかかって撃沈してたんだよ。ごめんごめん!」
YOKO
「・・・だったら、知らせてくださいよ!買い物に行きたかったけど、レッスンを優先したんですよ!!」
にっぽ-スキー先生
「買い物!?YOKO~、いつでもどこでも連れて行くよ、どこにいきたい?」
YOKO
「じゃ、シカゴ!!!」

ってわけで、クリスマスの4日前に先生と、先生の生徒たち(ファニーガイズっていってた)とバンドレンビルディングにいくことになりました。


よって、日曜日のすっぽかしはゆるす!





さて、アメリカに来て4ヶ月がたとうとしています。

すごく若い時にきてたら、即行アメリカに順応すると思うけど、わたしみたいに少し若い人は本当に大丈夫かなあ?って来る前かなり心配してた。

現在の心境は、といいますと、
第1に、アメリカのレストランがもっとおいしかったらいいのに。続いて、アメリカ人のアバウトさについていかれないことがある。あっ、寒いってことも深刻だ。

ということを除けば、快適です。楽しすぎです。ミシガンがこんなに楽しいんなら、西海岸はさぞかし楽しい事だろう・・・。

一番日本の大学と違うのは、生徒の間に上下関係がないこと。すっごく気楽
大学の時、同じ学年とか、ともかくこまごましたまとまりが日本の大学にはあったなあ。しかも私は浪人したから、しばらく変な感じだった。同じ年なのに敬語で話したりとか、実際1,2こしか年がかわらんにもかかわらず、生意気とか言われたり。。。そういうことは、ここでは一切ない!言葉も敬ったりとかそういうのなしに、上の学年だと思われる人にも、かなり下なんだと思われる人にも気楽に接する事ができる。日本でいう、「上級生に従う」みたいな空気は微塵もないから、「生意気だ」とかいう感覚もないし。かえって、「自分の考えを主張できる人」って評価される気がする。


どっちがいいとか、悪いとかって言う気はないけど、間違いなく、今私は異文化の中で呼吸してるんだと思った。

Friday, October 21, 2005

まったりなこの金曜日


まじ、また消えよったな!!!

気を取り直して。。。


寒くなってきてますね。お元気ですか、皆様。

さて、、どの季節が一番好きですか?

わたしはです。
南の島大好き!
空港に降り立った時のあのけだるくなりそうなむわ~んってする空気ブーゲンビリアを見ると生き返ります。

だから、ここんとこ寒くなってる、このミシガンの冬を思うとき、なきそうです。

日本の学校の上司は
「鼻毛が凍ったなあ」
「ぬれタオルが3秒で武器になる」
「車の内側も凍る」
とかいうんですよ、どうよ!!!

多分、わたしフローズンYOKOになってるわ・・・。

ここにくるまでで、ごみ出しでさえ車でいっていた私、紅葉狩りでもしなきゃ、じっくり落葉を眺めるなんてなかったけど、ただいま徒歩通学でしょ!?移り行く季節をじっくり鑑賞してます。

構内には「樹齢何年?」って樹がポンポン生えてます。
その木の下が金色のじゅうたんを敷いたみたいに輝いてるわけなんです。
そこに腰をおろしてみると、そこだけ時間の流れが違うんです。
少しゆっくりした時間の流れの中で木の葉がかさかさ音を立てて落ちてきます。


 なのね~ 

だんご たべたい・・・。



今週はあわただしかったなあ。
振り返りますと、週末は2つコンサートをこなし、
教会では2000人の前で聖書朗読。もちろん日本語でね。他にも7ヶ国の人がよんでました。
でも、元国語教師、張り切って読んでしまいましたよ。
だって、日本語なんだもん。
そしたら、拍手されてびっくり。
他の人たちはみんな男性だったし、ふつーによんでたから。
英語が流暢に話せず、もたもたしてるYOKOが別人のように何かを読んでると思われたんだろうなあ。。。


まあ、よし。

平日はテストのオンパレードだったし、
オルガンはでっかい教会でレッスンできたし、
にっぽースキー先生と2重奏する事になったし、

ほっ、金曜日。

でもですな、なんか友だちとの距離か縮まってきてる感じで嬉しい。
「YOKO だよね?」とか、
こっちが知らない人に話し掛けられたり、今までは挨拶しか交わさなかった人たちと座り込んで話したり、みんな忍耐強くこっちの話に耳を貸してくれて、うれしい。

もっと色々話せたらいいのに!
おしゃべりな私はかなりもどかしく感じます。

当然といえばそうなんだけど、生徒たちもほとんどクリスチャンで、なかなか熱心な人たちが多いのよね。クラスでも祈ってから始まる事が多いし、音楽理論のクラスなんか、「短調から始まって長調に移調する賛美歌、何があったっけ?歌ってみて。」って先生いってるし。
自称クリスチャンな私はすごく安心できる環境ではあります。
だからみんなやさしいのかな?

近くの州立に大学に通う留学生仲間のルーマニア人ANKAは
「すごくみんな冷たい」
とこぼしてましたから。

ともかく、心穏やかな金曜日なのでした。
楽しい週末を。

Thursday, October 13, 2005

Fall concert


1日1日とが忍び寄ってきているミシガンです。
木の葉紅葉がすんごくきれい。

皆さんのところはいかがですか?
今日もわたしの独り言にお付き合いいただきありがとうございます。


さて、今日はあと30分ほどすると、ここから1時間半ほどいった町でブラスバンドのコンサートをしてきます。
あさっては学校のホールでこれまたブラスのコンサート。しあさってはオーケストラのコンサートってわけで、芸術の秋です。オケの方は今回はのり(私が演奏する曲)がないので、ききに行きます。

しかし、演奏会用のドレスコードがもちろんあるわけで、こんなにも早く演奏する事があると予想してなかった私は、先週末、モールに行って購入しました。
もちろん、以前もきる事があったわけで、日本にはあるんですけど。。。
持ってくるのを忘れました。

大きいサイズがずらり!!!
別に、「大きい人コーナ」にいってるわけじゃないんですよ。

選ぶ幅があって嬉しい

で、ですなあ、試着しながら思ったけど、大きいけど、日本人体形ではないなと。
つまり、骨格にあってないのよね。
大きいから体はカバーするけど、体の曲線に合わないの。
がばがばする・・・。

注:決して私がスレンダーな体だからなどという、ばかげた妄想に取り付かれているわけではありません。

パンツとかもそう。
ウエストにあわせて買うと、太ももがあまる。
太ももにあわせると、ウエストが入らない。

えっ!ウエストが大きいのではって!?

そうともいう。

でも、自分の体にしっくりあうお店を見つける努力をしよう!


さてさて、木の葉紅葉といいましたが、なぜか、わたしの髪の色、だんだん茶色になってきてる・・・。

これまで、自称「韓国のリ髪」だったのに。

家の水が天然温泉のだからか?(なぜかいおうと銅の匂いがするんです)
しかも、髪がすごい伸びちゃったよ~
日本では少なくても1ヵ月半で美容院にいってけど、こっちで切るの怖いんです。

まるで「貞子」じゃあああああ

Friday, October 07, 2005

レッスンでリフレッシュ!


原稿がまた消えたため、ふくれっつらで書いてます。

いよいよ、そこまでが迫ってきているのだと感じるミシガンですが、皆さんのところはどうですか?

さて、今週末はあき休みってことで、火曜日までお休みです。
例によって、シカゴに繰り出そうかとも思いましたが、大学院のクラス分け試験の方がやばいので、残る事にしました。ぐすん・・・。

さて、吉報です。

1、室内楽のメンバーに選ばれました。
2、英語のクラスが全てアドバンスクラス(一番上のクラス)になりました。

るんるん~

ESLアドバイザー:
「YOKO、明日アドバンスのテスト受けて、点数がよかったらアドバンスに行きなさい。」

って前日に言うなよおおおお。
ま、パスしたからいいか。

「あなたはもっと話せるはずよ。クラス以外のところでもうひとがんばりしてごらん!」
といわれたけど、クラスで文法を勉強したり、文章を読むのは好きなんだけど、やっぱ口からなかなか英語が出てこないのよね。

それにひきかえ、レッスンは本当に最高。
生き返ります。

音楽は言葉要らないからって、そこのあなた、思ったんじゃない!?

甘いのう~

言葉のような概念を必要としない事だってたくさんあるけど、やっぱり人から何かを教わるわけで、言葉ができたに越した事はないわけです。

オルガンの先生は、ドクター ローガンといいます。
クラリネットの先生は、かってに ミスター にっぽ- とよんでいます。

ローガン先生はチョー繊細で
「YOKO、ペダルから足の底は、3センチ以上上げないんだよ。」
「お、YOKO、かかとをあと2センチ後ろへ。」


・・・ってな具合。

極めつけは、先生がメロディーを歌って示してくれる時、
「ひゅーる~ろ~~・・・」
って歌うから、笑いをこらえるのが大変です。

おちゃめなんだから!

来週は学校にある一番大きな教会(2000人収容)のオルガンでレッスンだって!
楽しみ。。。

にっぽ-先生は、かなりおもろい
ロシア系の人だと思うけど、この人の表現力の豊かさに驚く。
そして、なにより、もっと上手くなりたい、もっと吹きたいって思わせる。

だから、今日から、クラリネットのレッスン、さらに30分延長することに。


もちろん、わたしは日本でも20年以上レッスンを受けてきているわけだけど、全く今までにない感じのレッスンです。
師弟関係   みたいなのが日本には良くも悪くもあるけど、そういった感じじゃないんだよ。
完全にサービス業なんだよね。


ちなみに、なぜ にっぽ-先生 ってよんでるかって?

それはですなあ、わたしのリード(楽器の先につける植物のあしでできたもの)が、調子が悪くて、

「先生、かなり死にかけてるんですけど、この音・・・。」
「どれ、おっ、これはこうやってこうやって、仕上げにこのクリームをぬるんだよ。」


そこで登場したのが、赤ちゃんにいる授乳して母親のイラストが大きく書いてある見慣れぬクリーム!

「何ですか?」
にっぽ-クリーム(訳;乳頭クリーム かな?!)だよ。」
「?」
「これはね、お母さんがこうやってこうやって使う・・・」

大爆笑!!!!!!!!!!!!!!

このクリーム口に入れてももちろん無害なんです。
すぐ私も買いに行ったけど、店の人に言うのは恥ずかしかったな。

にっぽ-先生、あなたの本名はいまだ覚えておりませんが、

にっぽ-スキー

と勝手に命名させていただきます。


そうそう、明日の夜、わずかな日本人学生をみんな呼んで、うちで広島風お好み焼き大会を開催します。