Yoko's Graduate School Experience U.S.A.

中学校・高校で音楽と国語の教師を5年勤めた後、念願の留学が2005年に叶いました!これは彼女のアメリカ大学院生活の体験日記です。

Tuesday, December 25, 2007

天天とトモダチ

かくさんご一家は、今はアメリカですが、

7年前までは日本で学生や研究者として住んでました。


長男の天天くん、次男の明明くんは

7年ぶりの再会。


天天はかろうじて、私の父だけ覚えてました。


小学2年生だった天天、

今は高校生1年生。

2歳だった明明は小学校5年生。


天天はあの頃からピアノをやってました。

去年は州で第2位になったそうです。



偶然にも、
天天の演奏をきく機会がありました。

私、レコーディングしたんだけど、
天天的には満足な仕上がりではなかったみたい。

その後、天天のお友達3人とともに、
盛大に食事をしました。


巻き寿司はアメリカに来て初めて、
新鮮な魚で作ることが出来ました!!!

可愛いお友達達でした。




今回、海苔のパッケージを見て、
これに挑戦。
おいしかった。

Friday, December 21, 2007

フィラデルフィア










アメリカ第5の都市にきました。

ちなみにシカゴは第3位。



まだよくわかりませんが、

少なくとも、人々がとってもフレンドリーで親切。



バスの運ちゃんがスーツケースを運んでくれるし、

電車に乗れば、人々が話しかけてくるし、

ひとなつっこい。



ちなみに、中国人の郭さんご一家のお宅にお邪魔してますが、

奥様はペンシルバニア大学で研究者としてお仕事されてて、

研究室をお邪魔しました。

郭さんご一家は広島大学に留学されてて、

博士課程を修了されたと思います。

その後アメリカでも研究を続けられて就職。

来月からご主人は会社をおこされるそうです。

冬のシカゴ






雪が降って寒いけど、素敵です。


カンファレンスの期間中、
まきちゃん、スコット、お世話になりました。

まきちゃんと同じアメリカ永住組の
まゆちゃん、あきちゃん、またいくよ!!

シカゴには電車が地上と地下で走ってます。
普段がミシガンの田舎暮らしなので、刺激的。

シカゴの目抜き通りに夏にはありませんでしたが、アイスリンク登場。
どの季節にやって来ても、シカゴはいつも素敵です。

音楽教師のカンファレンス シカゴ






例年このシーズンに


このカンファレンスがあります。




メイン会場はヒルトンホテル @ Michigan ave。




2、3000人が参加てことで、


いくつかのホテルをはしごしつつ


わたくし、参加してみました。






かなり実用的なレクチャーの数々。


「フィナーレ2008の最新技術について」


「どのように音楽のリーダーを養成するか」


「保護者、学校とどのように協力して寄付金を集めるか」


「ビギナーバンドの強力なプログラムの組み立て方」など。


プレゼンテーションだけでなく、


選抜された中学校、高校、軍のオーケストラ、ブラスのコンサートもあります。


曲目はほとんどが最新楽曲。


さらに、作曲者も会場に全員いました。




たくさんのブーズが軒を連ねていて、


今年度出版された最新の楽譜や、最新音楽教材アイテム、


音楽ストア、音楽学校、、、




20世紀21世紀のクラリネットの楽譜をたくさん発見。


これからフィラデルフィアなのに、


珍しい楽譜たちを目の前に見逃せない・・・。






木曜日の昼食は、系列校の先生たちでのランチ。


「Yoko、日本の学校の状況を聞かせて。」


といわれて、いよいよ復職するのを感じました。

Tuesday, December 18, 2007

なんかたまらなくかわいい。


小さい子、苦手な私ですが、

組長のところのKouki と Yuto すごくかわいい。


「英語の幼稚園きらい」らしい・・・。
彼らは英語が苦手と思いこんでるんです!!!
おいおい、幼稚園、つらいんかい。。。


このおちびちゃんたち、
私のことを
「Yokoちゃーん」って
呼びます。


日ごろ、おこちゃまとの関わりがないためか、
呼ばれなれないため、
いちいちテレる自分もどうかと思いますが・・・。



おじろーず組長の特製餃子






年末のイクイッパカンファレンスにミシガンから参加するみんなの壮行会が



ミシガン組代表のおじろーず組長宅でありました。
何を作らせてもおいしいのですが、
今回は「男の餃子 プラス カルフォルニア巻き」






直前まで試験だったため、
こんなに心のこもった美味しい食事に大感激!!



パリッパリで大変おいしゅうございました。






新年は「Yoko餃子」も久々に作ろうと思います。
楽しみにしててね。


組長宅に宿泊させていただいたのですが、
夜遅くまで色々話をして、
冬休み私は平気なのですが、
社会人の皆様、申し訳ない。


アメリカでの最後の冬休み、
満喫してます。

降ったね、こりゃ





予報は出ていたけど、

こんなに降るなんて。




しかも夜はマイナス10度・・・。









こんな中、バトルクリーク、デトロイトへ移動。


M-14、かなりつるっつるでした。


何台も道の外に落ちてました。


普段は約80マイル(多分130~140㌔)で高速を走ってますが、

今日は40マイル以下。







路面には雪を溶かすため、

岩塩が大量にまかれてます。






寒冷地、ミシガンからの便りでした。

Friday, December 14, 2007

きよし このよる


今日は、クラリネットを教えてる
マシューとグレイスのお父さんからの

金曜日の夜、韓国人教会で何か演奏してほしい。

というリクエストに応えて、
素敵なアレンジの伴奏でこれ、吹いてきました。

学生はすでにそれぞれの場所に帰っているため、
おじいさん、おばあさんがたくさん。

なんか、すっごい喜んでくださって、
演奏したあと、みんなでこの曲を歌おうって歌ってくださって、
帰り際、おじいちゃんおばあちゃんから握手を求められました。


70代と推定されるおばあちゃんから、
「日本人ですか?
 音楽が心に沁みました。」
と流暢な日本語で話しかけられました。


アジア人同士、音楽の触れるツボが近いって気がする。

Thursday, December 13, 2007

大学院授業修了!!!!!!!!!!!


ここに来て2年半、
5回あった期末試験、

完了です。

Danaと私、二人で叫んでしまいました。

あとは卒業試験。
3月27日に向けて準備します。

みなさん、応援どうもありがとうございます。

Wednesday, December 12, 2007

世界で一番長い音楽

今宿題でジョン・ケージについてオンライン上でディスカッションしています。



バックグランドを抑えておこうと思って調べてたら、おもろいねえ、この人。

彼の作った、今のところ現存する最長の音楽、
それは「ASLSP」.
2000年から2638年までドイツで機械によって演奏され続けてるそうです。


638年間って・・・。





しかも、有名どころの「4分33秒」って曲。
これ、コンサートホールで、
ピアノの前に演奏者が何もしないでこの時間ずっと座っているという曲。

注:楽器編成は何でもいいんです(オケでも)。




中学生にも話して聞かせてはいたが、
このたび出版されているこの曲の楽譜を見た。





この曲は3曲構成、らしい。

スコアは、
1頁、表紙
2頁、曲の題名、「4’33’’」
3頁、I、II、III。
4頁、(白紙)

終了・・・。



これふざけてるわけじゃないんです。
これ、出版されてるんですよ。
今、授業で彼の音楽に対する思想を学んで初めて理解できる曲たち。






この曲は観客自身が発する音、
ホールの内外に発生する音に意識を向けさせる曲なんですよね。

その瞬間に居合わせた人や環境でしか味わえない作品なわけです。


おもろいのが、教科書に、


「現在でもラジオでは時折この曲を取り上げるため、


 著作権使用料がケージには入っている。」


って様なことが書いてあったってこと。



え、何で4分33秒じゃないといけないのかって?


1つの解釈として、

4分33秒は273秒。絶対温度の0度です。

これが噛んでるのではないかということでした。






もうひとつの彼のアプローチの代表作品、

1960年のプラスチック板を自由に組み合わせて楽譜を作り演奏する「カートリッジ・ミュ-ジック」。



これもお目にかかれたので撮ってみました(後日)。



あと、紙につけたシミを音楽にしたり、

くしゃくしゃにした紙を音楽にしたり、

ピアノの弦に消しゴムやらねじやボルトを仕込んで演奏したり、


この人の創造性、おもしろい。





楽譜に

「演奏したくなったら演奏すること、

 音をやめるときだと思ったらやめること


 リハーサルはしてはいけない。」


って書いてあった。




音楽図書室でひとり、プププって笑ってました。






社会の動きと密接にかかわる音楽(文化)。

20世紀はかつてない世界規模の動乱期。

たくさんの音楽が生まれたって事がよくわかりました。

Sunday, December 09, 2007

受けとること




現在はだいぶ回復しましたが、
インフルエンザにかかった様子。

土曜日、朝起き抜けから気持ち悪い。
そのままバンドで演奏して、
調子乗って差し入れのドーナツを食べる。
これが諸悪の原因かも。

午後は友人との昼食の約束があったけど断って寝るZZZ

夜は大学のクリスマスコンサートで歌う。
2時間を越すコンサート、
会場も満員だし、
今回は聖歌隊を指揮する機会もあり、
テンション的にはマックス、、、
なのに、なんか変。

コンサートの後、
Zork先生のおうちに打ち上げ大会ってことで招待されるけど、
すでに吐きそう。。。

「Yoko 顔色よくないけど大丈夫?」
とDana。
「大丈夫よ。」
という私をちらり見て、友人たちに横になるところや水の確保をてきぱき指示。
しまいには家まで送ってくれ、着替えてベットに入るところを見届け帰っていきました。


帰り際、
「Yoko, 
 あなたは人から受け取ることを学ばないといけない。
 与えるだけではだめよ。
 私たちは友達なんだから。」

ありがとう。

さすがです、Dana.
ものの1時間後、
39度以上の熱が出てたし、
久しぶりにトイレにかじりついてはいてました。

体はしんどいんだけど、
やさしさがしみました。

「受けとること」、何で苦手なんだろう?

Wednesday, December 05, 2007

限りなく透き通るブルー

今朝は15-20センチくらい積もりました。
でも、快晴!!
このところ毎日白い空だったからうれしいな。
いよいよ、今週で今学期の授業が終わり、
来週は期末試験。
今週末はブラスの演奏が土曜の午前中、
コワイヤーとオケのクリスマスコンサートが土日、
と、盛りだくさんでございます。

写真に写ってるフィリピンからのアイリーン。
「雪がこんなに降るなんて!!
わたしアメリカにいるんだね。
フィリピンでは冷凍庫の中だけに雪はあるのに!」
とおおはしゃぎ。
お姉さん、いつまでそんな風に喜んでいれるかな。。。