Yoko's Graduate School Experience U.S.A.

中学校・高校で音楽と国語の教師を5年勤めた後、念願の留学が2005年に叶いました!これは彼女のアメリカ大学院生活の体験日記です。

Friday, October 27, 2006

もう、雪!ミシガン!!

10月の第2週にこんなことになってます。さむっ!




あー、中間テスト終了。

すがすがしいです、空気が。
30分前も同じ空気吸ってたのに!

結果は来週までわかんないから、おわったので、よし。

にしても、次は提出物との闘いです。
学生をさせていただいてる感が湧いてきますね。




実は、先週の日曜日は
オーケストラのコンサートがあり、
ブラームスの2番とGrigeのピアノコンチェルト、やりました。

ピアコンはピアニストが素晴らしかったのでいいとして、
ブラームスはかなり危うかったな。

翌日の月曜日、
7:00ー9:30がオーケストラの練習時間なんだけど、
練習はそこそこに、
全員で前日の録画を見、話し合いになったんです。

私は違う意味でワクワク。
だって、こういう場で
"自分がどういう人間として見られたい"
って思ってるかって、必然的に見えちゃいますよね。

やっぱり思うのが、
みんなしっかり意見を言う訓練をされてるってこと。
話し合い?大学生が??
ってな?ハテナ?は誰の頭にも浮かんでないみたい。
老いも若きも色々言いたいこといってました。
面白いおじいちゃんを発見!
 バイオリンのメンバーに白髪のおじいさんがいます。
なんと、その方13歳まで日本で育ったんだって。
「みーんな、わすれちゃったよ。
でも、おいなりさんが好きよ。」
って日本語で話されるから、大爆笑。
おそらく70代。
こういう形で一生音楽し続けられるっていいなあと思う。

一回演奏する場所から離れると、なかなかそういうチャンスってないんですよね。
中学生に指導することがあっても、自分のレベルで演奏を続けるって努力はしなかったな。

Friday, October 20, 2006

国際人って何よ?



今週もおかげさまで無事終了!

でもって、来週は中間テスト週になってしまいました。

火曜日はリサーチのクラスのテスト
水曜日にペーパーを1つ提出。”教師をいかに評価するか”
木曜日は音楽史と楽曲分析のクラスのテスト&エッセイの締め切り日

やるしかない。


話は変わって、

”英語がしゃべれる人になりたい”ってのを実現したい。
と思っていたわけです、長い間。

英語がしゃべれるってことは国際人って気がするじゃないですか。

そもそも、この国際人っていう言葉があやしい。
具体的なようでかなり抽象的。
広く世界に開けた人間ってとこでしょうか。

でも、英語の国、アメリカにいて思います、

英語がしゃべれることと、国際人かどうかは全く別問題。

もちろん、英語が話せれば意思疎通できる規模がぐんと広がります。
でも、英語を話せる人がみんな国際人(開けた人間)ってわけじゃないんですよ、当然。

日本にいてもいろんな人がいるように、アメリカにもいろんな人がいる。
ただ、人数が多いだけに、開けた人間も多い。
さらにその人間の器の規模がでかい。

つまり、私が日本に普通に住んでて見かけることが出来なかったような
肝っ玉の大きい人間が、いきなり目の前に住んでたりするんですよね。

まあ、もちろん日本にもそういった方々がおられると思いますが、
そういう人と出会うチャンスが簡単に転がってはなかったのかも。。。

母国語以外の言葉を使うという生活をして初めて思うのですが、
母国語のみで生きていた自分とは全く違う領域が自分の中に広がったのを感じます。

何気ない道具の一つの言語ですが、
これ、かなり大きな存在です。

”え?英語話せないの?かわいそうに、この人馬鹿なのね。”って
単純明快な人に出くわします。
確かに、馬鹿なんですけど私は。 。。
表出しているものだけがその人じゃないのにね。
人の本質を知ろうなんて、ほんと難しいことだなあって思う。

・・・私、ちゃんと生徒達を知ろうとしてたかな。
日本語で意思疎通が出来た気になってたのかも・・・

今まで雑音でしかなかった、学校の食堂での人々の会話が意味のあるフレーズとして聞こえてきてる自分にふとそんなことを思ったりした。

とはいえ、意味のわかんない英語ともいえないものを話している私。
でも、「Yoko、いまなにいった?」ってきかれるってことは、
わたし、結構図々しく話してる?ってこと??

言葉とか、国籍とか、年齢とか、性別とか、あらゆるボーダーを越えて、
本質が見れる人になりたいなあ。

Sunday, October 15, 2006

ブラス、秋の定期コンサート



土曜日の夜は、定例のブラス秋のコンサート。

上のホールは3年ほど前に完成した学校のコンサートホール。
なかなか素敵なホールです。

今回、 ディレクターのミッチェル先生 、

胃が痛そうでした。

なんせ、練習時間がいつもより少ないからなんですけど。

しかも、先学期亡くなった、サミーを偲ぶ曲が2曲入ってましたが、

そのうち1曲をポールが作曲中ってことで、

いつ楽譜が配られるのかと思ってたら、案の定、5日前だったし。

とてもいい曲だったんですけどね。。。

 

珍しく、コンサートの後、

’よくやった、素晴らしいコンサートだった。’と、ミッチェル先生が言った。

よほど心配してたのかな?

なにしろ、イベントの多い週末でした。

明日は1日宿題だ!

シカゴ郊外でのコンサート

うちの玄関先です。
なんと、木曜日には初雪が降り、1日中気温1度だったんです。
恐るべし、ミシガン・・・。

今年はどれほど寒くなるのかしら。。。





















先週の金曜日は、シカゴ郊外のアカデミー
(ここはなぜが小学校から高校生までいた)で コンサートをしてきました。

こういったコンサートは少なくとも1年に一回はあります。

同じ系列の学校に出かけるという形です。

今回はブラスバンドで出かけてます。

いやいや、アメリカの子ども達って、すっごく子どもらしい。

体を揺らしてきいてます。



















ブラスは総勢50人だと思いますが、
ご覧の通り、出身地、国、人種、年齢など、様々です。

朝の11時に出発して、帰り道に途中で夕食を頂き、7時半に学校に到着。

ちなみに翌日の土曜日の午後8時からは、ブラスバンドの秋の定例コンサートって言うんだから、なかなか芸術の秋してるでしょ!?

Wednesday, October 11, 2006

エリー湖に浮かぶ島

こずえさんご夫婦と一緒に、エリー湖に浮かぶ島にフェリーで出かけました。

秋晴れで最高にいい天気!

海のようなエリー湖を眺めていると、どうしても瀬戸内海のなぎを思い出します。

フェリーはゆったりと島に近づきます。

島にある展望塔のような塔の上からはこんな見晴らし。島の中はゴルフのカートで移動。

小さなワイナリーに行き、井戸を掘ってて見つかったというクリスタルの地下空洞見学。

こんなにザックザック水晶があるなんて!!

フェリーの最終便は午後6時。

まぶしいのですが、これは夕日です。

さすがにこのごろは7時には暗くなります。

もう半袖だけでは過ごせなくなってます。 日常生活とは全く異空間のアメリカの自然に触れるお休みになりました。

こずえさん、めぐちゃん、ほんとうにどうもありがとう!!!


秋休み 過ぎてみればあっという間・・・

写真部、久々に活動しました、この秋休み。
サンセットに風力発電。
180度後ろを振り返ると、見事な月。


この秋休みは、
アナーバーのめぐちゃんのところを経由させてもらって、
オハイオのこずえさんのところに遊びに行った。
こずえさんは先月オハイオに越してきたばかりで、
しかも手術を先月に終えたばかり。
お見舞い、、、といいつつ、かえって疲れさせてしまってないかな?

ここはこずえさんのご主人が勤める大学の中の音楽学部です。
うちの軽ーーく5倍以上ある立派な建物の中を案内していただきました。

ここも秋休み。
構内は閑散としてます。
ピアノを習っていらっしゃるこずえさんに、ってことで
2曲もっていってんだけど、喜んでもらえてうれしかったなあ。

ほかの大学に行く機会がないから、
面白い探検となりました。

ご主人の焼いてくれた小さくてかわいいパンケーキ、美味しかったです。

Thursday, October 05, 2006

棚からぼた餅が降ってきた


今週もものすごい勢いで過ぎていってます。

今日は音楽史の今学期、2回目のテストの日。

大学院生は必ず85点以上をとらないといけません。

読んだり書いたり、覚えたり、脳みそフル回転させてます。

さて、棚からぼた餅、とはいいますが、

こんなことってあるかいな!?

先日、奨学金を頂いたので、そのお礼状を書くように大学から言われ、

書き上げて持っていくと、

「Yoko,あなたは何で1通しか書いてこないの?」

「??だって、1つだけ奨学金がきてるからでしょ??」

「いいえ、3つでてるわよ。」

意味わかんなーい!!!!

聞き取りがおかしいのかと思ったら、

家の郵便ポストに学校から正式なお手紙が・・・。

な、なんと、4つも奨学金を頂くことになりました。

重ね重ねありがとうございます。

その分がんばらせていただきます。

アメリカってすごいなあ。

どういう仕組みで奨学金が届くのわからないけど、がんばり甲斐があります。

明日から秋休み

じっくり紅葉でも眺めて、後半戦に臨みます。

Sunday, October 01, 2006

卒業生歓迎コンサート

学校が始まって、まだ一ヶ月たってませんが、
もうコンサートです。

ルームメイトは、コワイヤーのシンガーズに選抜されてますので、
前半は彼女が出てましたが、
後半はオーケストラだったので、前半だけ聞いて帰るわけにも行かず、
長時間のコンサート、
友人達には長すぎて迷惑だったかも!?
ご来場ありがとうございました!

コンサートは8時に始まり、10時過ぎに終わりました。


こんな感じで、吹いてます。

昨日はモーツアルトのドンジョバンニの序曲と

ハイドンのロンドン交響曲、メンデルスゾーンのバイオリンコンチェルト

でした。

関係者一同で写真撮影。

本当にお越しいただき、ありがとうございました。

Hideが「オケが好きだ」といった時、意外過ぎて爆笑。すまん。