Yoko's Graduate School Experience U.S.A.

中学校・高校で音楽と国語の教師を5年勤めた後、念願の留学が2005年に叶いました!これは彼女のアメリカ大学院生活の体験日記です。

Friday, September 29, 2006

卒業生いらっしゃい週間


秋です。
かなり肌寒くなってきました。

今日は朝は教会でバンドの一員として吹き、
夜はオーケストラの一員として、ホールで吹きます。













下の写真は、朝、教会での本番直前の様子。


友人のDanaは、1曲指揮を任されていて、
指揮科の彼女、颯爽と指揮をしてました。

大学の「卒業生いらっしゃい週間」ということで、
たくさんの白髪のご夫婦をキャンパスで見かけます。

今日、洗濯物をしに寮に寄ったとき、
「日本人ですか?」
と話しかけられました。
40年前にここを卒業され、カリフォルニアに住んでおられる日系2世のご夫婦でした。
「日本人が周辺にいないから日本語を使う機会がないんです。
だから、キャンパスに日本人の学生さんがいないかなあと思ってたんですよ。」
とご主人。
オーケストラのメンバーの紹介のページで私の名前を見つけてくださってて、
「日本人がいる!」
と思っていたそうです。

先輩、卒業して40年たっても母校をご夫婦で訪ねてらして、ほほえましかったです。

Flag raising



このごろ、温かい日と寒い日の差が激しい。

寒い日は昼になっても気温は15℃前後。
温かい日は朝から20度だったりする。

家の周りの木の葉もだいぶ赤く色づいてきた。


明日って、お月見の日じゃないっけ?
十五夜のお団子食べる日。。。

今日は、世界中から集まる、ここの学生達によって、
それぞれの国の国旗が掲揚される式典が夕方にありました。

上の写真は、その翌日が晴天だったから撮ったんですが、

式典の時は寒いったらありゃしない。

Wind Symphonyが音楽を担当したので、外で凍えながら吹きました。

今年は寒い冬になりそうだ・・・。

下の写真は、週末、学校の飛行場にいったときのものです。

いい天気だったなあ。

Thursday, September 28, 2006

Eunhye、サプライズな誕生会

先週末、日曜日がEunhyeの誕生日だった。
本人には日曜日に誕生会をしようといっていたが、
サプライズ隊長、くりりん、と部下の私は、
ひそかに土曜日の夜の計画を水面下で進めていた。

大成功。
若干感ずかれてないかヒヤヒヤしたが、
本人いわく、「全くわかんなかった!」とのこと。

この日は8人での誕生会になりました。
張り切ってキムチ鍋と、
彼女が食べたがっていたヨーグルトチーズケーキ
お誕生日ケーキ(写真)を作りました。

ケーキはですね、もちろんスポンジから焼きましたよ。
なかにイチゴのババロアをはさみましたが、
少し硬さが足りなかったな。
上にのっかてるベリーとミントは全部うちの庭でとれました。

なにより、Eunhyeも、集まってくれたみんなも
おいしい!
っていってくれて、
うれしーーーーーーーい!!!

素晴らしい1年になりますように!!




Friday, September 22, 2006

ピアノを弾くこと

私は現在、「音楽教育」を大学院で専攻しているけど、
大学では「木管楽器(クラリネット)」が専攻だった。

そして現在、大学でもクラリネットをバンドとオーケストラで吹いている。

でも、学校以外では、ピアノを弾く機会が多い。
もちろん教師をしていた時はピアノのほうが出番が多いわけだけど。
ピアノとパイプオルガンは趣味で楽しんでいる。
このピアノとの接点がなかったら、音楽を勉強したりしていなかったとも思う。

確か小学校に上がる頃、父の会社のある方が引越しか何かでピアノを譲ってくださった、
これがそもそもの始まりだった。

毎日、ピアノに向かってはひっちゃかめっちゃかに音を鳴らす私を見て、
母はレッスンに通わせてくれることになった。

うれしかった。

何が嬉しいって、自営業でかなり忙しくしていた母が、曲が仕上がると、
ピアノのそばで何もしないできちんと座って私の演奏を聴いてくれた。
特別な空間と時間だった。

そのアテンションがほしいだけで、時には朝の3時から起きて練習をしていた。
よく家族が苦情を言わなかったと思う。

なかなかのハイピッチで教本が仕上がっていく。
新しい本が渡されると次の週までに全ての曲を一度弾いて、
弾きたい曲を決めていったりしていた。

コンクールにも出た。

学校では妊婦の音楽の先生に代わって、行事ごとの伴奏をしていた。

ある日、急にむなしくなった。
何のためにピアノをやってるのか考えてしまったからだ。
音楽もピアノも好き。
でも、それが私を突き動かす原動力じゃないことに気付いてしまった。

いま、音楽って何なのか、とか、音楽のできることは何か、とか
「音楽哲学」の授業で紹介された本をはじめとし、おもしろい。

ワイナリーの中の素敵なレストラン



アナーバーからのお客さん、めぐちゃん、ゆきちゃんと、
ここ、Berrien Springsにしては、飛びぬけてこ洒落てるレストランに行ってきました。
前から気になっていたお店ですが、実際に入ってみるのは初めて。

ワイナリーの中のレストランです。
私の住んでいるこの町は、色んな果樹園がありますが、
ぶどう園もかなりあって、
日本の皆さんには馴染み深い「ヴェルチ」の原材料はここで実ってますよ。

これはわたしが頼んだお魚のお料理ですけど、

ソースがフルーツソースなんです。

香りがとってもいい。

もし、お酒が好きで、ワインを片手にって方にはたまらないお店なんだと思います。

以上、わが町の数少ない洗練されたお店紹介でした。

日本人とその関係者、大集合

ただいま学校には、日本人大学生5人、大学院生3がおります。
新しく編入してきた学生がいたこともあり、たかこさん宅で、礼拝後に大集合。

そしたら、もろもろの関係者も集まり、かなりにぎやかになりました。

それでは、その中から、
日本人をみかけて、いつもほほえむゾビアちゃんを紹介します。
そもそも彼女を見かけたのは、去年のフラッグレイジングの時でした。

私はバンドで吹いてましたが、各国の国旗の下にそれぞれの国の出身者が集まって、
国旗掲揚を今か今かと待ち構えています。
もちろん、日本人の私は目で日本の国旗を探してる・・・のに、誰もその旗の下にいない!!
よっぽど、吹くのをやめて自分が揚げに行こうとした、その時、
そうです、彼女が現れ、たった一人でするすると日本の国旗を掲揚してくれたのです。

沖縄で生まれ、岩国に育ったという黒人のゾビア。
いつも素敵におしゃれをしています。

今一緒に音楽史のクラスもとってます。
会う時は必ず深くお辞儀し、「こんにちは」といって微笑みあってます。

ちなみに今年の写真館(キャスト)にも彼女は「日本人」として登録されてます。

*彼女の写真は後日。

祈祷週   学校から全世界中継


写真が見辛くって申し訳ない。

ただいま学校は祈祷週中です。

私は中学校からキリスト教主義の学校に行っていたので、

同じ行事が学校でもたれていたこともあり、なじみがあるけど、

こんな大規模なのは初めて。

テレビやインターネット配信により全世界に生中継されているようです。

メッセンジャーは、ドグ バチュラー先生

この世界ではかなり有名人のようで、毎回座る所のないほどの人の入りよう!!

私の聞き取れる範囲でも、難しい話というよりは、

かなり基本的なことを、質問に答えるという形で、わかりやすく話してくれます。

音楽学部生も頑張ってますよ。

弦楽器生がかなり出てソングサービスに加わってますし。

いい1週間でした。

Katie、旅立つ

Kaitieが留学先のアルジェンティーナへ旅立った。

お別れパーティーに呼ばれたけど、すでに他の用が入ってたから、
前日の土曜日の夕食に来てもらった。

この1年、一緒にクラスとったり、オケやブラスで吹いたり、
たまにお茶しに行ったり、春巻き作ったり、彼女の好きな人のはなしを聞いたり・・・

そんな彼女がいなくなるのは本当に寂しい。

夕食後、ダンスを見せると彼女がいった。
かなりセクシーなダンスでびっくり。
まねしてみたが、それを見た彼女、腹を抱えて笑っていた。

再開を約束して、写真にある淡水パールのネックレスをプレゼントした。
これ、アナーバーのビーズ専門店で材料を見つけて作っていたものだ。
淡水パール自体は本物なのに、日本では考えられない値段だった。

また、会う日まで。
スペイン語、すぐぺらぺらになるよ、Katie!




Sunday, September 17, 2006

もう大丈夫。


イベントフルな週末でした。

金曜日はこれから1週間もたれる特別な集会の初日で、これに参加。
すごい人ごみ。

土曜日は礼拝後、「日本人の大学生やお知り合い大集合」でお昼ご飯。

日曜日はめぐんちゃんたちとランチ、その後図書館。

この様子はまたアップします。

泣いとる場合じゃないんですよ。

心配かけてすみません。

いろんな愛情を受け取った週末でした。

さあ、宿題・課題かかってこい!

Friday, September 15, 2006

どうしたんだろう。

どうしたんだろう。
すっごい些細なことなのに、涙が止まらない。
道で地震の後などに水が噴出してやまないように、ぬぐっても追いつかない。

きっかけはすっごい些細な、よくあることだった。
金曜日、今日は宿題片付け日である。

朝の9時から1人だけクラリネットを教え、
そこから今まで(夕方5時)、昼食を除いてはずっと宿題。

私の縄張り化している音楽図書室の1角。
宿題をしていながら、ふと、
これ、やるべきこととずれてない?
って恐ろしい予感が頭をよぎった。
やり終わって気づくよりはいいじゃないか、と思い、先生に質問しにいく。

会議が控えている様子の忙しそうな先生。
でも、今日訊かないと週末には先生に会えない。

あの、これ、先生の宿題の趣旨とあってます?

って英語がどうやら英語になってないらしい。
何度いっても通じない。

おまけに、
この宿題はこの2つの事が問われてるのよ
(=こんなに簡単なのよ)。
質問がはっきりしたらいってちょうだい。

また言い方を変えていってみる。
でもだめ。

ん?先生、聞いてないじゃん!!

あ、なんか言った?Yoko、もう1回言ってくれる?

もう自動的にスイッチが押されたみたいに涙が止まらない。
先生もたまげていらっしゃったが、本人はもっと驚いた。

今週、疲れてたんだな、私。

それにしても、聞くことに関しては、マシになってきているが、
話すことってなかなか、どうして、ペラペラにはならないんだろう。

先生、先生を責めてなんかいませんよ。
ただ、私の思いが先生に伝わらないのがいつも以上に悲しかっただけです。

週末、少しゆっくりします。

St. Josephのバンドの人たち



以前、ブログにも書きましたが、隣町のバンドでバイトしてました。

メンバーはほぼここら周辺の音楽の先生達。

かなりパワフルです。

思うに、アメリカではこういった職業集団にいて

「女だから。。。」みたいなのは微塵もありません。

年配の女性の先生も男性の先生も本当に対等。

何で日本って、どこかしら「女のくせに」って匂いが漂うのかな??

それと、英語自体に敬語とかいうものがないから、

奇妙だけど、年齢が違っても、みんなお友達みたいです。

ただ、初めて、アメリカなのに!!って体験をしました。

わたし、最後のコンサートでは、パートが昇進してて1stになってたんですよね。

そしたら、となりのおばちゃん、面白くなかったみたいで、

私のいない練習日にディレクターにクレームを付けた様子。。。

私は喜んで自分のパートをお譲りしたわけですが、

かなりこの方、皆さんに嫌われてる様子で、

却って私は周りのクラリネット吹きに大切に扱っていただき、

しまいには、6回以上参加した人のみに与えられる、

町の招待するお食事会に連れて行ってもらえることに!

あー、おいしかった。

しかも、年齢こそ違うけど、新たなお友達が出来て次の夏が楽しみです。

Thursday, September 14, 2006

ハンバーグ定食

夏休みの終わりに、どうしても手作りハンバーグが食べたくなった。
なぜか、母さんの煮るあまーい味付けのかぼちゃ
食べたくてたまらなくなった。

作ってみた。

ハンバーグをふっくらさせるためにご飯を隠し味として入れるのだけど、
この日はあいにく玄米しか炊いてなくて、玄米を入れてみた。

それなりに、玄米くんもいい味出してる。

かぼちゃには、仕上げに蜂蜜を入れてみた。
母さんの味が少しした。


さて、夏休みから頭のスイッチが強制的に学校モードに切れ変わった今日この頃、
季節は9月の中ごろというのに、はっきり言って、すでに秋に全速力で突入している。

寒いです。

紅葉が始まってて、虫も秋の音を響かせてる。


さて、本日、待ちに待った、
日本の団体からの海外研修費助成金を受ける人に決定されました!!!

う、うれしい、うれしすぎます。
今年の初めに申し込みを出したものの、半信半疑でした。

ありがたく使わせていただきます。
1学期分の授業料になるかと思います。

というわけで、張り切って本業に精を出したいと思います。

Thursday, September 07, 2006

新学期始動 すぐさま4連休・・・





















長い夏休みがあけ、新学期です。

今学期は実技系の授業と同じ量の講義の授業をとることになり、
かなり不安になってました。

案の定、今週が2週目なわけですが、
1週目は宿題にまみれ、ねれませんでした。

今回履修しているのは

1:アドバンス指揮法
2:音楽史:バロック・クラシック
3:音楽についての文章の書き方とリサーチの仕方
4:現代の音楽教育における問題点
5:テクニカルな楽曲分析法
6:オーケストラ (大学選抜のメンバーになってました)
7:ブラスバンド
8:レッスン

です。

ここまで書くと、すごく勉強してるみたいですが、
週末がロングウィークエンドだったから、
デトロイトタイガースの試合を見に行くことにしていたし、
月曜日の祝日は、
例のセントジョセフのバンドの夏最後のコンサートで吹くことになってたから大忙し。

週末に勉強しないことを目標に平日はのようにがんばりました。

いやあ、広島市民球場とはまた一味違うタイガース球場。
ベースボールをこよなく愛するアメリカ人たちと一緒に見れたのは本当に感激でした。

球場中がトラだらけ
球場の中にトラのメリーゴーランドもあるんです。
球場の周りの電灯はトラがくわえてましたし・・・。


帰りがけにデトロイトの街の真ん中で、豪快な花火にも遭遇し、
宿題もがんばった甲斐があったってもんです。

あ、球場のホットドッグ
焼けたかどうか温度計がブスっとソーセージに刺されてて笑っちゃいました。
そんな手間をかけるなら、ちょいと前から自然解凍しとけばいいのに。

アメリカ人って大まかなのか細かいのかよくわからんなあ。

おさかな


またまた、大家さんが釣れたて(?)のおさかなを持ってきてくれた。

おさしみでたべれるよ。

ありがたい。
ルーミーと相談の結果、このようなどんぶりにすることに。

次の日は、Asaが日本から帰ってきたので、こんな風にしてみた。
完熟トマト(下の畑で出来たもの)とモッツァレラチーズ、お魚の上にしそ・オレガノ。

大家さんの話では、したの畑には、
オクラ、メロン、ブラックベリー、きゅうり
などなどがなっているらしい。

きわめつけが、

好きなのをとって食べてね、
そうしてくれるとうれしいわ。

本当にいつもありがとうございます。
最近毎朝、バナナとブラックメリーのジュースを飲んで学校にいってます。

アナーバー ミシガン大学の町


アナーバーにはこのブログを見てくれてるめぐんちゃんが住んでます。
旅の締めくくりはデトロイトだったので、
めぐみちゃんの住むデトロイトの郊外のこの町にやってきました。

ここはミシガン大学の拠点となっている街でもあり、学生の町です。
かわいい小さなお店が密集しています。

美味しいお店もたくさんあるとのことで、
めぐちゃんオススメのエチオピア料理を食べました。

初エチオピア料理でしたが、おもしろい!!

手で食べます。
なんていうのかな、ちょいと厚みのあるパンみたいなシートにこの具を包んでいただきます。
結構、材料からしても健康的なのではないかな。

で、お茶を頼んだら、これまた面白い味のお茶がやってきた。

まだまだ未知の食べ物がたくさんありますなあ。

デトロイトのYumiちゃん

デトロイトで食べた、コールド ストーンのアイス。
日本でも話題になってるとか。
まぜまぜして食べるアイスです。




デトロイトのMikaさん一家のところにおだっちと伺いました。

何を隠そう、Mikaさんはわれわれの先輩で同じ系列の中学校を卒業されてます。
今回Yumiちゃんが、われわれの勤務する学校に1年間留学されるというので、
実際にあって色々お話しました。
とっても明るくってキュートな高校生。

後半はピアノの上手なMikaさん所蔵の日本のポップスの楽譜を目の前に、
ピアノ伴奏カラオケ状態。

このたび1番感心いたしましたのは、
おだっちが日本からちゃんと学校紹介DVDを持ってきていたこと!!
素晴らしい学校に対する貢献ぶりです。

また近所の高校生が体験留学をしたいとのことなので、
もっていこうと思います。


レオナルドダビンチ展



シカゴでちょいと話題になっていたこの展覧会に、
ルーミーとおだっちと3人で行きました。

科学産業博物館がその展示場所。
ミシガン湖沿いにあります。

よーく思い出してみると、
小さいときから父親に連れられてよく絵を見に行った気がします。
だからか、弟達も私も、大人になっても美術館に行ったり博覧会にいきます。
もちろん、「足繁く」とはいえませんが、こういった空間、すごく好きです。

シカゴにはこういった場所がたくさんあって、本当に飽きない。
ふだんどっぷり田舎生活なので、
たまーにシカゴに来ると、すごく洗練されてて、
このギャップがいいんだな。