Yoko's Graduate School Experience U.S.A.

中学校・高校で音楽と国語の教師を5年勤めた後、念願の留学が2005年に叶いました!これは彼女のアメリカ大学院生活の体験日記です。

Tuesday, February 26, 2008

聖歌隊指揮者の大会から帰って来ました。

グランドラピッドであった今回の大会、
コンサートコワイヤーに選抜されたことで、
ここんところ、Zark船長のアツイアツイ練習が続いてました。
木曜日から泊りがけだったんです。
予想外に4星ホテル。
とっても素敵なホテルでした。

これはカトリックの聖堂で行われた招待コワイヤーのコンサート。

ウエストミンスターコワイヤーです。

聖歌隊のための大学ですね。

全員声楽専攻生なんですよね、大体の学校は。。。

うちの学校の特徴は、

大きく2つ。

1.国際色豊かなこと (全米トップ5入りしてます)

2.音楽専攻生でない人もたくさん入っている

これは、良いほうに作用してるそうで、

コワイヤーに味が出るんだそうです。

グランドラピッツといえば、

Yukoちゃん。

グランドラピッツ自体ミシガン第3の都市なので、

素敵なんですが、

アメリカなのに、おいしいイタリアンに連れて行ってもらいました。

午後は、カルヴィン派の教会で詩篇歌を中心に聴いたり自分も歌ったり。

なかなか素敵な曲も発見したので、

中高生にも持って帰るからね。

あ、あの厳しい練習を潜り抜けてのコンサートは、
最高でした。

自分がメンバーの一人として、
何らかの味が出せた、はず。

気が緩んだのか?

すっかり風邪を引いてしまった。

はよなおさんといけん。

Sunday, February 17, 2008

韓国人の生徒たち

今、3人の韓国人にクラリネットを教えています。

5年生の男の子、
7年生の男の子、
10年生の女の子。

しかも、レッスン週2回。

どちらかというと、
いいえ、明らかに、

どこの家も、ご両親が熱心です。

「この楽器、おじいちゃんからのプレゼントなんだけど、
 どのレベルのものかしら。(率直に事実を言ったら、買い替えを検討中・・・)」

「うちのこの練習時間は、もっと増やしたほうがいい?」

「今日のうちのこの成果はどう?」



韓国本国では、かなり熾烈なお受験、学歴社会だそうで、
進学も就職も大変な模様。


子供の将来のために家族ごとアメリカに来てるって気がします。



親の期待がどうあれ、
やる子はやるし、やらない子はやらない。

世界共通の事実です。


裏を返せば、
ここでこそ教える側の本領を発揮すべきところなんでしょうね、



少なくとも、
それぞれの性格をよく見抜いて教えないといけないなあと感じてます。

どこで励ますか、
どう励ますか、
どんな要求をしてみるか、
どこまで要求してみるか、などなど

その上で、
「レッスンは少しチャレンジがあって面白い。」
って思ってくれる様に心がけてます。


私自身は教えること、
かなり楽しんでたりするけど。。。


彼ら、とってもかわいい。
課題をクリアしたときに、
思いっきりほめるようにしてるんだけど、
やっぱりそれって誰でもうれしいよね。

すっごくいい顔してます。

私もうれしい。

Thursday, February 14, 2008

ハッピー バレンタイン

ここでの3回目のバレンタイン。

1回目は大量にクッキーを焼きました。
去年はチョコ。
今回はチーズケーキにしました。

10個焼いたので、
簡単に言うと、80人に渡る予定です。

家中なんともいえず、
いいにおい。

日本では、
この日は女性が男性にチョコを渡す日でしょ!?

アメリカでは、
男女関係なく、日頃のありがとうを伝えたい人にあげます。

もちろん、
恋人たちや夫婦ではお互いにプレゼントするみたい。


信号が2つしかないこの村でさえ、
本日は花屋が空っぽになる事態ですから。
駆け込みで男性陣が花束を買ったようでした。。。


気持ちを伝える、
って形にすることも大事なんだね。


皆さんに
今日も
たくさんの祝福がありますように。

めぐちゃん & じゅんじろう

先週の土曜は、
めぐちゃんの婚約おめでとうパーティーだった。
世の中には、
いろんなタイプのカップルがいると思うけど、
なかなかのスピード感を感じる2人である。

さすが関西人!?
なにがおもろいって、
プロポーズを受ける前に、
めぐちゃんがこの会を企画してること!
「パーティー当日土曜の6時までには
  プロポーズが完了されているはず。」
おもろすぎです。
今年のお正月に付き合い始め、
9月に結婚式です。

私は約束どおり、

「特製餃子を皮から作る」を果たせて

満足です。


大切な友人、めぐちゃん、

婚約本当におめでとう。

Monday, February 11, 2008

現在のRoom mateを紹介します。

少しだけ紹介しましたが、
部屋民「ミカエラ」です。
アウトドアと通じてのカウンセリングが専門で、
いま、これから医学部にいくための必要なクラスをとってます。
なので、
彼女はここの体育教育の
「ロッククライミング・スキー・スキューバ」
の講師の仕事もやってます。
彼女が週末、そのおもろい彼女の専門分野について
写真と一緒に見せてくれました。このペットボトルだけを与えられて、山に4,5日放たれるらしい。。。
車から降ろされた所から遠く離れるとグレードが下がる、とか。
カヌーで、何度も川を下りながらキャンプしたそうです。
これも授業。
日替わりでリーダーを決め、
決断を下す練習、
それに従う練習などなど。この写真、「創世記」ですかって感じでしょ。
彼女の友人です。

こんな大自然大好きな彼女、

どうして今、医学なのか聞きました。

お父さんはかなり有名なお医者さんのようですが

(本人はさりげなく言ってましたが、友人に聞いたところ、たまげてました)

小さいときはかなり貧しかったそうです。

隣のおうちに食べ物を分けてもらいに

お皿を持っていったこともあるとか。

「わたしは貧しい人も豊かな人も分け隔てなく接することができる。
それを医療の現場で生かしたい。」

もうひとつ、

親友が突然、原因不明の難病にかかったそうで、

残された短い時間とわかっていながら結婚し、

死んでいった姿を見て、

強く揺さぶられた模様。

これ、彼女の犬ぞり。

ここんとこの大雪で、

「これだったら、犬ぞりで登校したい」ゆうてます。

駐車場が少々騒がしい!?

毎週末、火のように宿題を終わらせては、
クロスカウントリースキーにいってます。
シーズンを問わず、
キャンプもしているわけです。



サーカスかと思いますが、

高所を使って、

他人に心を開かない人たちのカウンセリングをするのだそうです。


ここまで高いと、他人に頼ることを学ぶのだそうです・・・。


こんな寒いカナダの大学で、

川におぼれた人の救助の訓練・・・

おぼれ役は、そう、彼女です。

この氷の厚さっていったい。。。

これは、氷山を登る訓練。

凍った川を練習台に、用具になれます。

なれたら、こんな滝を登るそうです。




ね、かまくらで寝るのなんて、

彼女にとっては朝飯前なのです。

Monday, February 04, 2008

告別式

同級生で同僚のTomokoから、
先日なくなられた先生の告別式の様子が聞けた。

すごい雪にもかかわらず、
400人収容の教会に1000人がやってきたそうだ。
はれてたら1500人だったのではないかといっていた。

先生がなくなられるとき、
お部屋には家族全員がそろっていて、
家族で先生を抱きかかえ、
みんなで祈ったそうだ。

奥さんが祈られてるときに、
静かに息を引き取ったとのこと。

53歳。



先生、わたし、がんばるわ。

Sunday, February 03, 2008

節分にココナツカレーを喰らう




久々に、ココナツ タイ風カレーを作りました。


コンサートのあと、午後10時を回ってたけど、
みんなで、カレーを喰らう。



我ながら、なかなかおいしい。


大笑いの楽しい時間、
朝5時まで、あーだーコーダ、
語り明かしました。
すでに、
福は内。

マザーグース物語



私の最後の シンホニエッタ コンサート。


学校には2つのオーケストラがあって、


こちらは音楽専攻生によるもの、


もうひとつは学校中の音楽愛好家もはいった大きなもの。今回は、


ラベルの「マザー グース物語」。


5つの物語を音楽にしたもの。




ラベルはクラリネットにたくさんのソロをくれます。




5曲中2曲は、


私、ほとんど一人でメロディーです。





このここでの集大成を、



いつもの友人たち、井上ご夫婦が見届けてくれました。





わたし、緊張するよりも、



楽しくて仕方がなかった。



私の発信するものをこうやって大事な人たちと共有できる、



発信し、誰かが受信するから音楽とか芸術とか言うのかもしれない。


聖書カルタとり大会 2.2

これ、手作りカルタです。
金曜日のバイブルスタディーやってるJoyJoyClubお手製。
みんなの好きな聖句を読んで、場所を当てます。
今回はこれに参加するって
わざわざここから1時間半のホーランドより、
井上ご夫妻も来られました!!
それぞれ、1つ2つ聖句を選んでたら、
しおんちゃん、
たくさん好きな聖句があるんだね。
50以上あったよね。
今回はうちでお好み焼きに。
この村でできるお好みはこれが限界だな。

カルタとり、楽しかった。
みんなで
「うーーーん、これは多分、ルカ章!」
とか言ってる時間、
すごく、楽しかったよ。




Zork船長から学ぶこと

ほとんど、知られてないジャーナルと思いますが、

「コーラル ジャーナル」っていう専門誌、あるんです。

音楽教育専攻生は、必読のものなので目を通してると、、、

前に、ちょこっと書きましたが、
大学コワイヤー(聖歌隊)の選抜隊(Singers)が、
コワイヤーの指揮者の大会で
コンサートをする団体のひとつに選ばれたって記事発見。


というわけで、
うれしくて、パチリ。



ディレクターのZork先生。
今学期は指揮の個人レッスンをとってます。
レッスン時間は少なくとも2倍に延長される、
情熱的な先生です。


いつも
「Yoko,何が知りたい?」
ときかれ、


私も喜んで、これまでの積もる質問をぶつけます。
汗をかきながら熱のこもった講義。




指揮者って、ただ振ってる訳じゃないんですよ。



船長が言うには、
「音楽的知性を表現する」
ってことのようです。


期待されてる役割も違う。


コワイヤー  かなり家庭的
オーケストラ かなりビジネスライク
ブラスバンド これらの中間、クラス担任的存在


指揮者個人の個性におうところも多いけど、
指揮者観察もかなりいい勉強になった。


今学期は、毎日これらのリハーサル、やってます。