Yoko's Graduate School Experience U.S.A.

中学校・高校で音楽と国語の教師を5年勤めた後、念願の留学が2005年に叶いました!これは彼女のアメリカ大学院生活の体験日記です。

Saturday, March 29, 2008

卒業試験、合格です。

木曜日に卒業試験を受けました。
これとらないと、
在学してたけど、学位なしっていう悲しい結果になるんです。


9時から12時まで、音楽教育に関するエッセイ6題、
2時から3時半まで、音楽史に関するエッセイ3題、
4時から5時半まで、音楽理論に関するエッセイ1題と楽曲分析2題。


こんなに集中したこと人生でないっす。
手書きなんですけど、
最後のエッセイまでにすでに1本分のシャーペンの芯をつかとった。。。


あーーーーーー、よかった。



夏休みに、エッセイの課題を見たとき、
あまりの数に倒れそうになりました。
かるーく50題ありましたから。

その中から28題がそれぞれの分野の教授が私のために選んでくれ、
当日指定でそのうち10題が出たわけです。


連日送別会の私ですが、
ここにきて、ちゃんと卒業できることが判明し、
かなりほっとしました。
強力に祈っててくださったみなさん!!!
ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





あさって、帰国します。


この1週間はブログをアップする間もなかったですが、
かなりいろいろあります。

また、どこかで。


人生の最高な夏休みがもうすぐ終わります。

Thursday, March 20, 2008

30代、女友達と最後のシカゴ

グランドラピッツからYukoちゃん、
アリゾナからMakikoちゃん、
バージニアからKuriks、

遠いところ、
はるばるたずねてきてくれて本当にありがとう。
シカゴ空港に迎えに行き、市内観光へ。

やはり昼食は中華です。

こんな素敵な茶葉専門店発見!!!!
今回に間に合った、

Makikoちゃんへのマフラー。

似合ってるでしょ!?

送別会 @バトルクリーク 3.19

水田家で送別会を企画してくださり、
総勢40人を超える人たちと
楽しい時間を持たせていただきました。
ここで、いろんな人にあったなあとしみじみ・・・。

ウエスタン ミシガン大学に通うお坊さん、

Gくんの本職姿、玉虫色の衣、かなり鮮烈。

私のお礼の言葉の後、

しおんや、エリカさん、Kuriks、そのほかの皆さん、

温かい言葉、ありがとう。

お礼に一人で、「ルパン三世」を吹きました。

Luna親方、伴奏ありがとう!!Testuyaさんも熱唱。

期待にこたえて、

「お前に会いたい(私が勝手にタイルしてます)」も。


たくさんの人と出会った2年半だったなあと感じました。

企画してくださってありがとうございました!!!


アメリカこそ、必要なのね。



ファゴットの先生のLisaです。
帰る前に夕食にお呼ばれです。
2つ前のクリスマスにも読んでくださって、
いつも私のことを気にかけてくれています。
女同士、
いろんな話ができてよかった。
しかも彼女、牧師さんの奥さん。
別れ際に私のためにじゅっくり祈ってくれました。
わたしの尊敬する女性です。
彼女、
「私たちの思い出に」って
ミシガン湖沿いの屋外夏のバンドのコンサートの合間に
ミシガン湖を一緒に散歩してたんですけど、
そこで見つけた薄紫のガラスを、
オーダーしてネックレスに。
Lisaと私のミシガン湖が詰まったとっても素敵なプレゼント、
大切にします。
Lisa、
あなたがいった、
「実はアメリカこそ、神様が必要なのよ。
 海外に派遣される宣教師に夫婦でなりたかったけど、
 実は大きな需要がこの国にはあるの。」
という言葉が心に残りました。

Monday, March 10, 2008

空飛ぶ広島県人会




パイロットの Masahito,
現在シカゴの航空会社でインターン中。



わたしにここでの思い出にと

「一緒に空飛ぶプレゼント」。


ミシガン湖が凍ってた。

ミシガン湖に近づいたとき、雲間から太陽が差し込んで、

湖も空も真っ青!


きれい!!!!!!!!!!!


こんな粋なプレゼント、Yoko姉さんはうれしかったです。


本当にありがとう。

公立高校で、日本を紹介してみた



この村にも公立高校があるわけです。



今日は、アートの「シンボル」についてのリサーチクラスに招待されました。

生徒たちにアメリカ以外の国々の人に


自国のシンボルについて話してもらうってことで、


私は日本のシンボルについて。





簡単に代表的な文化を紹介して、


シンボルとして、「文字」を紹介しました。






というのも、
こっちで本読んでて思いますが、
アルファベットってのは、なんとも味がない感じがします。






アジア人にとって、
文字はシンボルの域を超え、
芸術であったり、
それ自体が森羅万象、宇宙を表せると考えられていたように、
とっても宗教的神秘的な要素があると感じるから。





たいてい、日本語の本には、
漢字、ひらがな、カタカナこの3つで書いてあるでしょ、
漢字はその1字1字に意味がありますよね、
すると、ページをめくった瞬間、
漢字が目に入ってきて、
内容が瞬時に映像化、イメージ化しやすいわけです。









とはいえ、

ひらがな、カタカナはたいした数はないですけど、
漢字は何千字も覚えてることになりますけどね。














毎週の新出漢字テスト、
何の疑いもなく受けてましたけど、
小学1年生から高校3年生まで、
われわれはよくやるよね。



アメリカの高校生たちからの質問、



Q1.「漫画は本屋さんにたくさんあるの?」



A.1 あるよ。マンガ喫茶もあるから。



Q.2「ホラー映画がすっごく恐ろしいって聞いたけど?」



A.2 確かに。でも、アメリカでもリメイクされてますけど・・・



Q.3「相撲取りは1日に何回ご飯食べるの?」



Q.3 1回、あるいは多くても2回だそうですよ。朝稽古のあと、昼寝して、夕方にちゃんこ鍋をどっさり食べるんだって。確実に太りたい方は、お試しあれ。




あ、そうそう、魚やえびの「踊り食い」をする、
と話したら、それまでのクラスの空気が凍ってしまいました。


・・・なんてグロテスクな国民・・・

とおもったっぽい。




最後に、

なんと、私が日本語を教えているレイチェルがこのクラスにいました!!!
彼女の書くひらがなは、日本人も仰天の優雅さです。
以上、少し日本を代表した活動として記録しておきます。

学校からのメール







教頭先生からのメール。





それは、


新年度の私の 公務分掌(具体的な仕事内容) でした。

「現実世界への強烈ないざないメール」
とタイトルしてありましたけど、
ええ、事実そのとおり、いざなわれた感120%でした。
こうやって吹いたり、歌ったりしてる、
この人生の夏休みが、もうすぐ終わります。
先週の金曜日、
聖書研究を友人としてるんですけど、
そのあと、いろいろ話してたら遅くなったので、
みんなで川の字になって寝ることに。

うね

うねと とおるくんと いい年の大人が川の字になって寝たわけです。
翌日朝(7:30)からパフォーマンスだったので、
私は午前4時過ぎには意識のかなた向こうに落ちていったわけですが、
きっと、日本に帰ったら、思い出すんだろうな。

とおる

すいませんね、私は感情表現が素直にできないため、
「Yokoさんがいなくなると、」的発言に対して、
「はいはい、今だけよ、そんなこといってんのは。なんともないよ。」
といってしまいます。

新しい人生の門出まで、もう少し。

Sunday, March 09, 2008

Pops Concert 終了!


いろんな音楽活動が終了していく中、
Wind Simphnyのコンサート、終了。



今回は、吉本新喜劇らずに、
ちゃんとメンバーを起立させることができました。
バトルクリーク、デトロイト、ホーランド、学校の友人たち、
総勢20人を超す友人が
「最後を見届けよう」
と来てくれて、本当にうれしかった。




今回、クラリネットアンサンブルで、
「ルパン三世」を吹いたんです。
編曲は友人のドンにお願いしていました。


かなりJAzzっぽくて、
しかも彼、私が全部メロディを吹くようにつくってあって、
かなり歯ごたえがありました。
特に即興する部分!!
1小節に吹けるだけ吹いたって感じでしたけど、
よしとします。

アレンジを依頼したドンくんと奥さん。
つい数週間前に結婚したばかり。


コンサートの終盤、
指揮者で、私のアドバイザー ミッチャル先生 が

「Yoko、いらっしゃい。」って。

わざわざ今日が公式に最後のコンサートになることを
皆さんの前でアナウンスしてくれました。


ありがと、先生。


この若者は、

私の教えている韓国人の生徒たちです。

彼ら、ルパンを吹き終わったときは、

飛び上がって拍手してくれてました。

はしゃぎっぷりが、かわいいわ。





コンサート終了後、

鳥なべをみんなで食べました。

井上夫妻とMiki専務、うねがうちに泊まって

夜中も大盛り上がり。

実は今週末は3つもコンサートがあったので、

かなり充実感があります。

残すは28日のSingersのコンサート。

おお!!

アメリカも残すところ数週間。

27日が卒業試験で、

30日に帰国。

31日に日本着で、

4月1日から学校です。

まだひとごとのようだけど、来月から日本だねえ、私。

Sunday, March 02, 2008

また、吉本新喜劇ってもうた・・・


昨夜は金曜の夜のコンサートで吹きました。


Wind Symphony Vesper Concert


シカゴの神学生Madokaちゃん、
デトロイトのみき専務、
アナーバーのめぐちゃん、かんちゃん、

わざわざ聞きに来てくれてありがとう。
大学の友人もそうだけど、
音楽を共有してくれる友人たちというのは、なんとありがたいことか。



泊りがけで来てくれた
専務とMadokaちゃんといろんな話を分かち合って、
有意義な週末だった。




今年度はコンサートミストレスをさせていただいてて、
それも残すところあと2回。



毎回、自分がコンサート開始の合図として入場し、
会衆に一礼して、
チューニングをする、ってところまでは順調なんだけど、
指揮者が入ってきたときに、
起立して、メンバー全体と一緒に立って指揮者を迎えるっての
タイミングをはずしてます・・・



外すとどうなるかというと、
吉本新喜劇のコントみたいに、
全員で一斉に挙動不審になります。




今週末は、必ずきめるから。。。

オペラ アリア特集 コンサート




先週なんですが、
こういうコンサートがあって、
ここでの最終オーケストラコンサートだったわけです。


このとき、
前日からのインフルエンザにより体温は39度近くになっていて、
悪寒の中での演奏だった。



終了して、
ファゴット吹きのLisaが

「Yoko、あなたとあなたの音を思い出して寂しくなるわ。」
って。

人間として大いに尊敬するファゴットの先生である彼女の言葉だったからなのか、
紆余曲折あったオケでの演奏が終了したからか、
熱のせいか、


ぽろぽろ涙が出てきてしまった。

人生のための芸術



この雪人形。
ここ、老夫婦のお宅の軒先。
いったいどうやって作ったんだろう。
ここのお庭はクリスマス前は
電飾遊園地と化すし、
通る人をいつもあっと言わせます。
遊び心に富んだおじいちゃんおばあちゃんなんだろう。
うなったといえば、もうひとつ。
「芸術のための芸術は少年期に現われ
青年期後に潜在する人生のための芸術は青年期にあり

成年以後に潜在する芸術としての人生は老年期中に完成する

その遷移にはその深さと個性が関係する」





宮沢賢治好きなKuriksの選んでいた言葉。


うなってしまいました。


なので、
37歳で逝った天才の言葉、
ここに書きとめておきます。